横浜ホテルニューグランド改修

横浜を代表するクラシックホテル、ニューグランド本館の耐震改修工事が完了し、2016年10月、リニューアルオープンしました。
そこで先日「奇跡の空間」とも呼ばれる本館を訪れに、横浜まで足をのばしてきました。


今回改修されたのは、1927年(昭和2年)の開業当時に建てられた「本館」です。
この建物は「銀座和光」や「東京国立博物館本館」で有名な建築家、渡辺仁の設計で、横浜市歴史的建造物に指定されている和洋折衷の優美な建物です。

すでに竣工から100年近くが経ち、長く当時の匠たちが残した重要な遺産建築を100年後の後世へ継承するために約23億の費用と、4ヶ月の期間をかけて改修工事が実施され、10月4日にリニューアルオープン。そこには改修前と変わらぬ美しさが復元されていました。


本館エントランスを入ると出迎えてくれる大階段。“ニューグランドブルー”の絨毯の脇を囲むイタリア製タイルは、開業時から変わらぬまま使い続けられています。


本館2階へとあがると、重厚な空間が広がるロビーになっています。
漆喰の天井レリーフも工事前の意匠はそのままに耐震性を高め、美しく明るくなりました。


開業当時は舞踏会が開かれていたという2階の「レインボー ボールルーム」では日本初の漆喰天井の補強改修工事竣工に成功とのことで、漆喰天井のレリーフは必見です。







横浜市認定歴史的建造物、経済産業省の近代化産業遺産にも指定されている本館建物の価値を
「100年先の次世代へ受け継ぎたい」という思いから、開業した当時の意匠や雰囲気はそのままに、耐震性を高めたという今回のリニューアル。
古き良きものに費用と時間をかけ大切にしていくその姿勢にジャンルは違えど当店も学ぶことが多く、感銘を受けました。

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