EXIT SIGNS



今回はアメリカ製のVINTAGE EXIT SIGNをご紹介します。
当店ではおよそ1930年代~1950年代頃の映画館や公共施設で使用されていた
EXIT SIGNをメインで取り扱っています。




当時のカタログには様々なバリエーションが紹介されています。




EXIT SIGNではありませんが、中央部左右のトイレットサインなどもとても珍しいアイテムです。 




こうしたEXIT SIGN達は、当時の映画館や商業施設といった公共の場の非常口灯として
使用されてきました。

ここからは今まで販売した様々なタイプのEXIT SIGNをご紹介します。




こちらは当時の体育館で使用されていた物。
ボール等の衝撃を踏まえてか、他のEXIT SIGNと比べガラスが厚くなっています。
このタイプにケージのついたタイプもあります。




『EXIT』ではなく『FIRE ESCAPE』という表記もあります。




『SORTIE』とはフランス語の『非常口』です。
こちらはカナダのフランス語圏から入ってきたもので、
時折見かけるレアアイテムです。




これらは製造年代も古く、非常に珍しいタイプです。


そして当店で一番馴染みのあるEXIT SIGNといえば、KOPP GLASS社のもの。



同社は1926年にペンシルバニア州ピッツバーグで設立され、
工業用や技術用ガラスに特化したガラス製造会社。
EXIT SIGNの他、アメリカの鉄道信号照明等を手掛けています。 




同社のこうした真っ赤なガラスはルビーレッドと呼ばれています。




こちらは珍しい3面タイプ。




こちらも珍しいグリーンガラス。

製造当時の設置場所に応じて、天井付用、壁付用、さらには3方向用等、
様々なバリエーションがありますが、その中でも3面タイプや、グリーンガラスのタイプは
希少度が高く、手に入りにくいアイテムです。




時代が進むにつれ、素材はガラスからスチール製や、プラスティック製に移行してゆきます。
これはこれでアメリカらしさを感じますね。 







こうしたEXIT SIGNは日本国内で非常口灯としての正式使用はできませんが、
ディスプレイとしてアパレルショップやレストラン、美容院など多くの商業店舗様に
ご利用頂いています。




中には個人住宅の玄関などに設置される方も。
皆様のアイディアで、ヴィンテージ空間を楽しんで下さい。

当店で現在取扱いのあるEXIT SIGNはこちらからご覧下さい。

ホロフェンランプ



                       HOLOPAHNE社は、1898年にイギリスで創業した老舗の照明ブランドです。

   

自動車のヘッドライト等にも使われている、HOLOPHANE社独自のプリズマティックガラスのシェードが一番の特徴で、HOLOPHANE社のヴィンテージランプは世界的にも高い人気を誇ります。




『HOLOPHANE』とは、ギリシャ語の『HOLOS=全体(whole/entire)』と『PHANEIN=現れる(appear)』を語源とし、『完全なる明かりを表現する』とでも言いましょうか。




アメリカ、ヨーロッパを中心に工場や学校、図書館、また街灯等、様々な局面で幅広く使用され続けています。


当店でも取扱いのある工業用仕様のインダストリアルランプは、
その重厚感とプリズマティックガラスの輝きにより、設置された空間に圧倒的な存在感を放ちます。

*重量が大きいため、原則設置の際には木部等への固定が必須となります。
また直配線の仕様のものが多いため、施工の際には専門業者様の取付工事が必要です。




しかしながら、当店に今回入荷した下記画像のLOBAY NO,684については
サイズが小振りで重量も約4kg程度なので、
一般家庭でも仕様されているシーリングレールのフック等にチェーンを吊れば
シーリングコンセントでの使用が可能な状態に仕様変更済みです。




チェーンの長さは約1000mmとなりますが、1000mm以内であればお好みの長さにカットさせて頂きます。(別途作業となりますので、1~2日程度お時間を頂きます。)



ヴィンテージ商品につき同型の物が複数揃う事は珍しいですが、現在7点在庫しています。
商品詳細はこちらからご覧下さい。






横浜ホテルニューグランド改修

横浜を代表するクラシックホテル、ニューグランド本館の耐震改修工事が完了し、2016年10月、リニューアルオープンしました。
そこで先日「奇跡の空間」とも呼ばれる本館を訪れに、横浜まで足をのばしてきました。


今回改修されたのは、1927年(昭和2年)の開業当時に建てられた「本館」です。
この建物は「銀座和光」や「東京国立博物館本館」で有名な建築家、渡辺仁の設計で、横浜市歴史的建造物に指定されている和洋折衷の優美な建物です。

すでに竣工から100年近くが経ち、長く当時の匠たちが残した重要な遺産建築を100年後の後世へ継承するために約23億の費用と、4ヶ月の期間をかけて改修工事が実施され、10月4日にリニューアルオープン。そこには改修前と変わらぬ美しさが復元されていました。


本館エントランスを入ると出迎えてくれる大階段。“ニューグランドブルー”の絨毯の脇を囲むイタリア製タイルは、開業時から変わらぬまま使い続けられています。


本館2階へとあがると、重厚な空間が広がるロビーになっています。
漆喰の天井レリーフも工事前の意匠はそのままに耐震性を高め、美しく明るくなりました。


開業当時は舞踏会が開かれていたという2階の「レインボー ボールルーム」では日本初の漆喰天井の補強改修工事竣工に成功とのことで、漆喰天井のレリーフは必見です。







横浜市認定歴史的建造物、経済産業省の近代化産業遺産にも指定されている本館建物の価値を
「100年先の次世代へ受け継ぎたい」という思いから、開業した当時の意匠や雰囲気はそのままに、耐震性を高めたという今回のリニューアル。
古き良きものに費用と時間をかけ大切にしていくその姿勢にジャンルは違えど当店も学ぶことが多く、感銘を受けました。